ミン・ギョンウク大統領府報道官はこの日午前、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)拡散と関連して、朴大統領の訪米取り消しおよび日程変更の有無を尋ねた質問に、このように答えた。
しかし、MERS拡散にともなう「国家災難事態」にも関わらず、国内を空けて歴訪することに“否定的な世論”を意識しないわけにはいかない状況だ。これに関連して、大統領府は両国外交当局間において長い間の議論を経て決定した首脳会談などの日程を突然取り消すのは、国益に役に立たないという立場だ。
こうした判断の背景には、MERSが感染病警報段階のうち「注意」段階で、地域間拡散ではなく病院間拡散であって、統制が可能な水準という点が作用していると見られる。すなわち、歴訪取り消しにともなう国家的損失を甘受する程、MERSが危険水準ではないとの判断だ。
しかし、MERSが地域間拡散で「警戒」段階で格上げされた場合、大統領府と外交当局は朴大統領の訪米決定を再考する可能性もあると見られる。
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