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韓米が対北ミサイル作戦原則樹立 THAAD運用を示唆
【ソウル聯合ニュース】韓米が北朝鮮のミサイル脅威に対応するための「4大作戦原則」を樹立したことが2日、在韓米軍司令部などが発行した冊子で明らかになった。 一つ目の原則は、北朝鮮のミサイル脅威に対する韓米合同の評価に基づく対ミサイル能力の調達、配備、使用だ。有事の際に米国の迎撃・探知手段を韓国に展開するとの意味に受け止められる。この手段には、米国が韓国配備を検討する最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」などのミサイル防衛(MD)システムが含まれることを示唆しているようだ。 二つ目は、合同演習や相互運用可能な能力の改善を通じた対ミサイル作戦能力・熟練度の向上だ。韓米が合同で北朝鮮ミサイルの迎撃・探知演習を行うことや、韓国軍と在韓米軍の弾道ミサイル作戦統制所を連携させて相互運用性を高めることなどを意味している。 三つ目は、ミサイル脅威に継続して対応し、解決する韓米同盟の能力と、4D(北朝鮮ミサイルの探知、防衛、かく乱、破壊)作戦に必要な能力を備えることだ。韓米は4D作戦を作戦計画に発展させる構想を持っている。 四つ目は韓米の協議と協力に基づく対ミサイル作戦の実施で、単独でのミサイル基地攻撃にストップをかけるものと受け止められる。 冊子によると、北朝鮮は地上軍の70~75%、海軍と空軍の50%を南北非武装地帯(DMZ)から60マイル(約97キロ)以内のエリアに配備しており、北朝鮮の攻撃や挑発の兆候をとらえるのはかなり難しいという。 stomo@yna.co.kr