「韓日・日韓賢人会議」の出席者らと会場に入る朴大統領(中央)=1日、ソウル(聯合ニュース)
「韓日・日韓賢人会議」の出席者らと会場に入る朴大統領(中央)=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日、青瓦台(大統領府)で韓国と日本の政財界関係者らでつくる「韓日・日韓賢人会議」の出席者と会談し、「日本政府がこれまで韓日の友好関係を支えてきた村山談話、河野談話など歴代内閣の歴史認識を終戦70周年の今年に明確に示すことは両国関係の改善のため非常に重要であることから、安倍談話などの機会を生かす必要がある」と述べた。 朴大統領は「先週、また1人の(旧日本軍の)慰安婦被害者が亡くなり、生存者は52人となった」として、「1人でも多くの方が生きているうちに名誉が回復されるよう、日本側の勇気ある決断を期待する」と語った。 また、「最近行われている両国間の外交、国防、経済など各分野でのさまざまなレベルの対話努力を望ましく思う」とした上で、「両国が力を合わせる必要がある分野が多く、立場の違いは対話を通じて解決する必要がある」との考えを明らかにした。 韓国政府が歴史問題と安全保障・経済などの分野は分けて対応する「2トラック政策」を鮮明にしている中、両国の首脳会談など最高レベルの交流は歴史問題と事実上連動して対応するという従来の立場を再確認したものとみられる。 会談には日本から森喜朗元首相や河村建夫元官房長官、日韓フォーラムの茂木友三郎日本側議長(キッコーマン名誉会長)、別所浩郎駐韓日本大使らが出席した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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