【ソウル聯合ニュース】在米日本大使館が東海の「日本海」表記を合理化しようと米国の大学などに対し「学術外交」を行っているとみられる本と手紙が見つかった。 国際古地図協会韓国代表のキム・テジンさんはニューヨークの老舗書店、ストランド・ブックストアで、帝京大学地名研究会が出版した「地名の発見と機能―日本海地名の研究―」という本を偶然見つけた。日本語と英語を併記し、日本海が表記された古地図を紹介しながら日本海表記の正当性のほか、東海という名称は韓国、中国、日本で国ごとに東側が異なるため問題があると主張している。 注目すべき点はこの本に挟まっていた手紙。手紙は2010年10月に当時の在米日本大使館関係者がジョージタウン大のアーサー・アレクサンダー教授宛に送ったもので、本を研究に役立ててほしいという内容が書かれている。 キムさんは「米国内の数多くの大学や研究機関に手紙と本を送ったのではないかと思われる。日本大使館が日本海表記を合理化するために積極的な広報活動を展開していることを示している」と述べた。
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