【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官と日本の中谷元防衛相が30日、約4年ぶりに国防相会談を行い北朝鮮の軍事情報の共有などについて協議する。韓国国防部が21日、明らかにした。韓日国防相会談が開かれるのは、朴槿恵(パク・クネ)政権発足後、初めて。両国が安保分野での協力を通じ、関係改善に向けた突破口を見いだせるかに注目が集まる。 会談は、29~31日にシンガポールで開かれるアジア安全保障会議の期間中に行われる。 両国の国防相会談は2011年1月に当時の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官と北沢俊美防衛相が会談して以来4年4カ月ぶりとなる。この間、両国は歴史認識問題や独島問題をめぐる対立で会談を開けなかった。 同部は今回の会談で、両国が北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対する協調策や国防分野での交流・協力増進策、両国防衛政策の関連事案などを議論すると説明した。 また、先月日米両政府が発表した防衛協力指針(ガイドライン)の改定をめぐり、朝鮮半島における日本の集団的自衛権行使の手続きなど敏感な懸案についても話し合うとみられる。 日本は昨年12月に防衛省の徳地秀士防衛審議官を韓国に派遣するなど、複数回にわたり国防相会談の開催を打診してきた。中谷防衛相は先月10日に、公の席で会談の開催を提案している。 韓国国防部はこれまで会談開催について「議論も計画もない」との立場を維持してきたが、行き詰った両国関係をこれ以上放置できないと判断し、日本側の要請を受け入れたとみられる。 中国や北朝鮮の軍事的脅威に対抗し、韓米日3カ国による協調体制の強化を望む米国の圧力が会談開催につながったとする見方もある。 sjp@yna.co.kr
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