統計庁が18日に発表した「死亡原因の統計結果」によると、昨年1年間における韓国の自殺率は人口10万人当たり26.1人だった。1995年の11.8人に比べると約2.2倍に達する。年度別にみると、1999年は16.1人、2000年は14.6人、2001年は15.5人、2002年は19.1人、2003年は24.0人、2004年は25.2人で、過去5年間で増加率が高まっている。これは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い水準だ。
 年齢構造の差による要因をOECD基準人口で標準化した自殺率は、韓国の場合、昨年は10万人当たり24.7人で最も高く、次いでハンガリーが22.6人(2003年基準)、日本が20.3人などとなった。一方、英国(6.3人)、イタリア(5.6人)、スペイン(6.7人)などは自殺率が10人を下回った。

 統計庁関係者は「経済的な混乱、価値観の変化などで同様の困難を強いられても(韓国などの場合)簡単に自殺を選ぶ傾向が伸びているためとみられる」と説明している。

 一方、韓国の昨年1年間の死亡者数は24万5511人で、1日平均673人となった。死亡原因別では、「がん」が26.7%で最も多く、次いで「脳血管疾患」が12.7%、「心臓疾患」が7.9%などだった。

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