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あすナッツ事件の控訴審判決 乗務員が厳罰求める嘆願書
【ソウル聯合ニュース】乗務員のナッツの出し方に激怒し離陸直前の航空機を引き返させたとして、航空保安法違反の罪などに問われた大韓航空前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)被告に対する控訴審判決が22日に言い渡される。判決に先立ち、趙氏にナッツを出し罵倒された女性乗務員のキム・ドヒさんが趙氏の厳罰を求める嘆願書を裁判所に提出していたことが、21日までに確認された。 キムさんは先週末に提出した嘆願書で、趙氏が米ニューヨークから仁川まで航空機に乗っていた14時間を「不安と恐怖に閉じ込められた記憶」としながら、「(大韓航空オーナー家の)趙前副社長一家が怖くて会社に戻ろうと思えず、日常生活に支障を来たしている」と訴えた。事件発覚当初に大韓航空がキムさんに偽りの証言を強要し、教授職の提供をちらつかせたことにも言及した。キムさんは3月半ばから半年間休職中だ。 一方、趙氏側の代理人は21日、「キムさんに教授職について言及したことがないという事実はすでに明らかになっている。いつでも復職できるよう大韓航空が措置を取ったが、本人が休職を選択した」と反論した。また、キムさんが控訴審の判決直前に嘆願書を提出したのは、米国での訴訟の戦略と関連があるという見方を示した。 キムさんは3月、「事件により精神的なショックを受け、キャリアと(社会的)評判に被害を被った」 とし、趙氏と大韓航空に損害賠償を求める訴訟を米ニューヨーク州の裁判所に起こした。 趙氏は昨年12月30日に逮捕され、今年2月12日の一審で、航空保安法上の航空機航路変更や航空機安全運航阻害暴行など四つの罪で懲役1年の実刑判決を受けた。 控訴審では検察が懲役3年を求刑し、先月結審した。判決公判は22日午前にソウル高裁で行われる。 mgk1202@yna.co.kr