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ユネスコ事務局長に明治産業施設の世界遺産登録反対伝達=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会外交統一委員会の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)委員長は20日、国会で国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長と会談し、朝鮮人の強制徴用施設が含まれた「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に反対する意向を伝えた。 韓国は対象施設の一部で朝鮮人の強制徴用があったとして反発しているが、日本は申請対象が1850年代から1910年で、強制徴用があった年代と異なると主張している。 羅氏は「日本は明治維新期の姿を申請すると主張しているが、歴史は見たいことだけを見て、記憶したいことだけを記憶し、抜粋することはできない」と指摘。「強制徴用施設が含まれた日本の産業施設の世界遺産登録は人類の普遍的な価値を持つ遺産を保護するという世界遺産条約の基本精神に反する」として、「万一登録しても当該施設を除外するか、強制徴用があった事実を明確に付記すべきだ」と求めた。 これに対し、ボコバ氏は「世界遺産制度はユネスコ加盟国の統合に寄与しなければならず、両国の立場が一致する方向で解決しなければならない。両国間の協議を通じて良い結果が出ることを望む」と述べた。 羅氏は今月初旬、世界遺産委員会の委員国の国会に登録反対を促す書簡を送った。 kimchiboxs@yna.co.kr