記者会見する潘事務総長=19日、仁川(聯合ニュース)
記者会見する潘事務総長=19日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】来韓中の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は19日、仁川・松島で行われた世界教育フォーラム(WEF)の開幕式出席後の記者会見で、南北経済協力事業の開城工業団地を21日に訪問すると発表し、「朝鮮半島の平和と安全保障は国連事務総長として最も重要な課題の一つだ」と強調した。 今回の訪朝では、同団地に進出した韓国企業を訪問し、北朝鮮側労働者を激励したいとの考えを示した。潘氏は「日頃から開城工業団地こそ南北の長所を相互補完的に活用できる最良の事業だと考えている」と述べた。 北朝鮮高官と会うかどうかについては「訪朝がきょう決まった。あす先発隊を送り、誰と会うか決定することになる」と説明した。 同団地訪問が実現した背景に関しては「私の訪問が南北関係改善に少しでも役に立てばと思う。南北の政府と協議し同意を得て訪問することになった」と述べた。 また、北朝鮮核問題や経済協力など南北間の懸案は対話を通じて解決するよう注文した。「南北当事者が直接解決することが最も望ましい。国連は補完的な役割を果たすことができるだろう。対話の力を信じている。対話が唯一、朝鮮半島問題を解決することができる」と話した。
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