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韓中日の黄砂共同研究に弾み 環境相会合で新計画確定
【上海聯合ニュース】韓国、中国、日本がともに頭を悩ませている黄砂問題の解決に向けた3カ国の共同研究に弾みがつく見通しだ。黄砂は主に中国北部の砂漠地帯で発生し、中国はもちろん韓国、日本にも広く影響を与えている。 中国・上海で29~30日に開かれた韓中日環境相会合で、3カ国の黄砂共同研究団が2015~19年に推進する研究計画が確定した。 計画には、大気汚染物質の微小粒子状物質(PM2.5)や黄砂の観測方法の比較を通じて観測精度を上げることや、荒廃化・砂漠化が進む土地の生態系復元方法を模索することなど、実質的な研究課題が盛り込まれている。 3カ国は科学的な研究を基に黄砂に対応するため2008年から共同研究団を運営しており、最初の5年間(2010~14年)の計画を履行したのに続き、さらに踏み込んだ新計画を立てた。 研究団は3カ国の専門家でつくる二つの実務グループを傘下に置いており、一方は黄砂のモニタリング、予報、早期警報、もう一方は黄砂の予防や生態系復元策などを研究する。 韓国環境政策評価研究院の研究委員は、黄砂をなくすことは難しいとしながらも、「被害を予防したり黄砂の威力を和らげたりする方法を研究することが重要だ」と、共同研究の意味を説明した。 stomo@yna.co.kr