【世宗聯合ニュース】韓国の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官が来月23日、東京都内で麻生太郎副総理兼財務相と韓日財務対話を行う。企画財政部が29日、明らかにした。 約2年半ぶりとなる同対話では両国の経済・財政状況について全般的な意見を交換し、協力策を模索する。  2006年に始まった韓日財務対話は、日本の政府関係者による靖国神社参拝や、李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)の独島上陸などで両国関係が冷え込み、2012年11月を最後に開かれていない。 ただ、歴史問題や安全保障問題をめぐり両国の摩擦は深まっており、今回の財務対話に対する期待は高くない。今年に入ってからは韓日貿易も減少している。1~3月期の両国の輸出と輸入額を合わせた貿易規模は184億4700万ドル(約2兆1930億円)で前年同期比13.9%減少した。  企画財政部関係者は「韓日関係が冷え込み、会議のテーブルにのせる議題設定自体が容易ではない」とした上で、「両国が経済・金融分野で協力するという原則や基調を確認して終わる可能性が高い」と説明した。 これに先立ち、崔副首相と麻生財務相は来月3日にアゼルバイジャンで開かれる韓中日財務相・中央銀行総裁会議に出席する。ただ、企画財政部関係者は「2年以上中断され、昨年10月再開された同会議は開催すること自体に意味がなければならない」とした上で、「特別な合意事項が導き出されるのは難しいだろう」との見通しを示した。  yugiri@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0