インタビューに応じるリッパート大使=28日、ソウル(聯合ニュース)
インタビューに応じるリッパート大使=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】リッパート駐韓米国大使は28日、聯合ニュースのインタビューに応じ、歴史認識をめぐる韓国と日本の論争について、「非常に難しく重要な問題を解決し、建設的な方向で両国の国民を満足させることが皆の利益になる」との考えを明らかにした。 リッパート氏は米国が安全保障協力を強化することで「日本寄り」になっているとの見方に対し、「米国政府の一貫した役割は双方を仲裁することではなく、促すことだった」と説明。米国は歴史問題で歩み寄りを促進する解決策を打ち出せるよう、双方を促すことに相当な時間をかけているとして、「米日防衛協力指針(ガイドライン)問題でも韓国の理解と透明性確保などのため努力した」と強調した。また、「韓国の憂慮と理解を真剣に受け入れた」と断言した上で、「最も重要なのはガイドラインが米日同盟と条約の枠組みで実行され、効力を持つことだ」と指摘した。 韓米同盟に関しては、「アジアで平和と繁栄を促進するためのわれわれの取り組みにおいて中心にある」と評価した。 ロシアで来月9日に行われる戦勝70周年記念式典に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が出席する可能性があることに関連しては、「ロシアは北朝鮮に対し、核は国連制裁に違反しているということや国際社会が受け入れないという明白なメッセージを送らなければならない」と述べた。 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の再開問題にも触れ、「ボールは北朝鮮側のコートにある」として、「(協議再開に向けた5カ国の)提案を受け入れ、テーブルに戻り、交渉が再開されることを期待する」と話した。ただ、完全で検証可能かつ後戻りできない核の放棄が必要として、実現するまで外交や経済制裁を続けるとの姿勢を示した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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