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韓米の新原子力協定 韓国の原発輸出に弾み
【ソウル聯合ニュース】韓米原子力協定が改定されたことにより、韓国の原発技術の輸出がさらに勢いを増すものとみられる。 新たな原子力協定には韓国の原発輸出に対する米国の「包括的長期同意条項」が含まれている。 現行協定では米国で生産された核物質や原発関連の設備・部品を韓国が第三国に輸出する場合、その都度米国に米国当局の同意を得る必要があった。 だが新協定では、輸出対象国が韓米両国と原子力協定を締結した国である場合、包括的同意を1度受ければよいため、原発の輸出が円滑になるものとみられる。 韓国原発輸出産業協会関係者は22日、「今回の韓米協定改定は原発の輸出に直接的にも間接的にも肯定的な影響があると考える」とした上で、複雑な輸出手続きを簡素化し、費用と時間を削減するだけでなく、部品などの調達の遅れから発生する、原発の工期の遅延なども解消するだろうと説明した。 また新協定には原発関連の輸出許認可を速かに処理し、韓米両国間の技術と情報の交流を促進するという条項も含まれた。 長期同意条項により、がんなどの診断に使われる医療用の放射性物質モリブデン99を韓国が独自に生産し、輸出することができるようになったのも新協定の成果といえる。米国の高濃縮ウランから抽出される同物質は米国の同意なしに生産することができなかった。これまで高額だったがん診断の費用が、国産化で軽減され、輸出にもつながることが予想される。 yugiri@yna.co.kr