基調演説する尹長官(外交部提供)=(聯合ニュース)
基調演説する尹長官(外交部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官はオランダ・ハーグで16日(現地時間)に開幕した「サイバー空間に関する国際会議」で基調演説し、「サイバー攻撃と犯罪に対応できる強固で効果的なパートナーシップが必要」と呼び掛けた。 尹長官はフランスの哲学者、デカルトの有名な一節「我思う、ゆえに我あり」を引用。「もはや『我(インターネットに)つながっている、ゆえに我あり』といえるほど、ネットワークへの依存度が高まっているが、サイバー脅威はすべての国や個人が直面する共通の課題となっている」と指摘。「サイバー攻撃への対応は時間が鍵になるため、関連国間の司法協力と情報共有が迅速に行われるべきだ」と強調した。その上で、「韓国は高度に連携された社会というだけでなく、(南北に)分断されている状況のため、こうした脅威の深刻性は十分に認識している」と述べた。 また、開発途上国にサイバーセキュリティーと関連した政策支援などを行う「グローバル情報保護センター」(GCCD)を年内に設立する計画を明らかにした。 今回の会議は4回目で、過去最大規模となる約90カ国・地域から約1700人が参加した。前回は2013年、アジア太平洋地域では初めて韓国で開かれた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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