【ソウル聯合ニュース】リビアの首都トリポリの韓国大使館が12日(現地時間)に銃撃され、大使館を警備していたリビア内務省の警察官3人が死傷したことを受け、韓国政府は14日、同大使館を一時撤収し、機能をチュニジアに移したことを発表した。 同大使館に勤務していた外交官2人、職員1人も同日、チュニジアに移動した。 リビアの情勢不安を受け、韓国政府は昨年7月、チュニジアの首都チュニスに臨時事務所を設置し、駐リビア公館員の一部をチュニジアに移した。トリポリに詰める公館員は2週間ごとの交代勤務としていた。 リビア大使館を一時撤収することにより、政府はチュニジアの臨時事務所でリビアに滞在する国民の安全対策を進めるものとみられる。リビアには約30人の韓国人が滞在しているとされる。 政府は今回の襲撃で韓国の大使館員に直接被害はなかったものの、安全を100%保障するのは難しいとの判断を下したものとみられる。  13日にはトリポリにあるモロッコ大使館の門の付近で爆発が起きた。過激派組織「イスラム国」の関連組織と名乗る武装勢力が同日、韓国大使館とモロッコ大使館に対し攻撃したことをツイッターで明らかにした。 yugiri@yna.co.kr
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