【ソウル聯合ニュース】ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長は13日、同市内のホテルで開かれた朝鮮半島の統一をテーマとする韓国記者協会主催の「世界記者大会」に出席し、統一は朝鮮半島の平和と未来のために不可欠とした上で南北関係改善のためには政府が対北朝鮮制裁措置(5・24措置)を解除し、地方自治体レベルの南北交流事業を拡大しなければならないと述べた。 韓国政府は2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、同年5月から制裁措置を実施。韓国人による北朝鮮訪問、南北貿易、北朝鮮への新規投資や支援事業を原則禁じている。 朴市長は、就任前にドイツを訪問した際に聞いた「ベルリンの壁は1日で崩れたのではない」という言葉を紹介。その上で「ドイツ統一に地方自治体の役割が非常に大きかったことを考えれば、韓国の自治体も対北交流の一つの軸にならなければならない」との考えを示した。 さらに、これまで必要性を訴え続けてきたソウルと平壌のサッカー交流戦や楽団の協演などをあらためて提案し、政府の支援を求めた。 この日の世界記者大会には朝鮮戦争に参戦した11カ国・地域の記者が招待された。 yugiri@yna.co.kr
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