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冨田選手窃盗事件裁判 防犯カメラの映像公開
【ソウル聯合ニュース】韓国・仁川で昨年開催されたアジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴され、帰国後に無罪を主張し正式裁判を申し立てた元競泳日本代表の冨田尚弥被告(25)の第3回公判が9日、仁川地裁で行われた。 公判では、冨田被告が韓国記者のカメラを盗む様子が映っているとして、検察が競泳会場の防犯カメラの映像を公開した。 映像には、1人の男性が競泳会場の記者席にあった物を自身のかばんの中に入れ立ち去る様子が映っている。 検察はまた、防犯カメラの映像を大検察庁(最高検)に依頼し鮮明化作業を行った映像と冨田被告が仁川南部警察署で取り調べを受けたときの様子が映った映像も再生した。 検事は「被告は、人に見られるのではないかと後ろを振り返り辺りを見回している。警察でも、連絡を受けて訪れた被害者に対し、立ち上がって頭を下げ謝罪した」と主張した。 一方、冨田被告の弁護人は、映像が撮影された日時がはっきりしていないとした上で、「画質も粗く、映像の中の人物が被告だと断定することはできない」と反論した。 判事は「防犯カメラの映像が鮮明ではない。誰かが黒い物をかばんに入れている姿は見えるが、誰なのか確認できない」と判断した。 公判には被害者や捜査を担当した南部警察署関係者ら3人が証人として出廷した。 hjc@yna.co.kr