【ワシントン聯合ニュース】ローズ米国務次官補(軍縮担当)が7日(米東部時間)、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に関し、「現在、韓米両国の間で高高度防衛ミサイルに対する交渉を進めていない」としながらも、「今後交渉する方向となるなら、北朝鮮の(弾道ミサイルの)ノドンまたはスカッドに対処する決定的な能力になり得る」と話した。米ワシントンでセミナーに参加した際、韓国のワシントン駐在特派員らの質問に答えた。 この発言は、即時にではなくても北朝鮮のミサイルの脅威に対応するため、THAADを朝鮮半島に必ず配置するという強い政策的な意志を示したものと受け止められる。 しかし、ローズ氏は「現時点ではTHAAD配備に関しいかなる決定も下しておらず、公式的な交渉を行う計画はない」と説明した。また、THAADは中国に対する戦略的な抑止を狙っているのではなく、地域の防衛システムであることを明確にしたいと強調した。 同じくセミナーに出席したバン米国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策担当)も、韓国と米国の間でまだ公式的な協議をしていないとしながら、中国の心配は時期尚早だと話した。また、THAAD配備は米国と韓国が協議した上で決定する問題で、ノドンやスカッドという北朝鮮ミサイルに対応するためのものだと主張した。 mgk1202@yna.co.kr
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