韓国政府、独島領有権主張の日本外交青書に強力抗議の方針

韓国政府は7日、日本政府が2015年版外交青書に竹島（韓国名:独島）が日本固有の領土だとする内容を盛り込んだことについて、強く抗議する方針だ。

　韓国政府はこの日午後、外交部報道官名義の声明を通して公式立場を表明し、在韓日本大使館高官を同部に呼び、抗議する予定だ。

　外交部は現在、招致する対象を議論中であり、イ・サンドク外交部東北アジア局長が金杉憲治在韓日本大使館総括公使を呼んで、抗議する方案が議論されている。

　韓国政府は前日、日本の文部科学省が竹島が「日本固有の領土」や「韓国が不法占拠している」という内容を記述した中学校教科書を検定、通過させたことに関連し、別所浩郎在韓日本大使を外交部に呼び、強く抗議していた。

　チョ・テヨン外交部第1次官は別所大使に「独島は歴史的、地理的、国際法的に再論の余地なく、我々韓国固有の領土であることを明確にする」として、日本政府にこのような言及を伝達するよう促し、別所大使はこれに対し「言及内容を本国政府に正確に報告する」と答えた。

　一方、岸田文雄日本外相は同日の閣議で、竹島が歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土だと明記した外交青書を報告した。