【浦項聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手ポスコグループ傘下のポスコケムテックが7日、宇部マテリアルズ(山口県宇部市)向けに耐火物原料の海水マグネシアクリンカーの供給を拡大すると発表した。 海水マグネシアクリンカーは海水からマグネシウムを取り出し生石灰と反応させたもので、耐火れんがの原料となる。 韓国ではポスコケムテックが唯一、製造技術を持つ。同社は昨年、海水マグネシアクリンカー世界最大手、宇部マテリアルズと輸出契約を結び、韓国南東部の浦項工場(慶尚北道)で生産するマグネシアクリンカー2000トンを供給した。 今年の供給量は6000トンと、3倍に増えた。 ポスコケムテックは中長期的に宇部マテリアルズへの海水マグネシア供給を増やす一方、関連技術や製品の共同開発と交流も強化していく計画だ。 趙鳳来(チョ・ボンレ)社長は「持続的な技術開発で技術の優位性を確保しながら、マーケティングを強化し、年1万トン以上を海外に輸出する計画」と話した。 同社は昨年、浦項工場の増設と設備改善により、年産能力を3万6000トンに引き上げている。 mgk1202@yna.co.kr
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