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福井・高浜で韓国文化伝える 元国際交流員の朴栄先氏他界
【保寧聯合ニュース】福井県大飯郡高浜町で約10年にわたり韓国文化を伝えてきた忠清南道保寧市出身の元国際交流員、朴栄先(パク・ヨンソン)さんが1日に持病で他界した。50歳。 2日、保寧市の葬儀場に設けられた殯(ひん)所(出棺まで棺を安置する場所)には、高浜町役場と同町教育委員会の関係者が住民を代表して弔問に訪れた。 朴さんの訃報を知った高浜町の人々は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に「悲しくて涙が止まりません。本当にありがとう」「心から冥福を祈ります。あの笑顔は忘れられません」などと悲しみをつづった。 朴さんは1996年、韓日の政府が主催した文化交流プログラムで日本を訪れた。韓国の文化を伝えたいと、2010年に自費で高浜韓国文化交流センター「保寧の家」を設立し、同町で韓日の文化交流に努めてきた。高浜町の教育委員会は、こうした活動を続ける朴さんを国際交流員に任命した。 また、朴さんは韓国語講座も開催し、小さな町に韓国語ブームも起こした。卵巣がんの治療で講座が中止されると、受講生らは朴さんの完治を願い千羽鶴を贈った。 高浜町と保寧市は2007年から友好都市提携している。 stomo@yna.co.kr