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韓国元首相「韓中日、首脳級に次ぐ会談の活性化を」
【東京聯合ニュース】韓国の韓昇洙(ハン・スンス)元首相は3日、東京都内のホテルで開かれた韓中日三国協力事務局主催の国際会議で講演し、歴史・政治問題が障害となり韓中日が首脳級会談をなかなか開催できずにいる現状を指摘しながら、次善の策として、3カ国が首脳級に次ぐ会談を頻繁に開催することを提案した。 その意味で、先月21日にソウルで開かれた韓中日の外相会談は非常に意味深いものだったと評価した。 また、3カ国が各分野で共同の利益を追求しながら関係改善を図ることも可能だとし、気候変動、災害の軽減、北東アジア原子力共同体の設置を当面の課題に挙げた。 韓国が創設メンバーとしての参加を決定した中国主導の国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)については、地域の協力と発展のため、アジア第2の経済大国である日本も参加すべきだとの考えを示した。また、AIIBは現存する国際金融機関の閉鎖的な支配制度から多くの教訓を得て、より開放的で透明な機関になるべきだと指摘した。 一方、福田康夫元首相は講演で、3カ国の関係が冷え込んでいる理由として、各国が自国の世論や国内政治に過敏に反応し、歴史・領土問題などの外交問題が内政問題化していることを挙げた。 その上で「国のリーダーは世論にあおられてはならず、同時に世論をあおってはならない」という外交官の格言を引用し、韓中日の首脳に指導力を発揮するよう促した。 stomo@yna.co.kr