Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
米国防長官9~11日来韓 哨戒艦犠牲者の追悼も=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は3日、カーター米国防長官が9~11日に来韓すると発表した。 10日に韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官と会談する。また、両長官は韓国海軍第2艦隊を訪れ、2010年3月に発生した韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件の犠牲者を追悼する。 国防部関係者は、北朝鮮の魚雷により撃沈した「天安」の船体が保存されている第2艦隊を訪れたいとの米側の強い要請があったと説明。両長官の訪問は「北の挑発を抑止するという韓米同盟の強い意思を示すため」と述べた。 カーター長官が今年2月の就任後、来韓するのは初めて。昨年10月に就任した韓長官と会談するのも初めてとなる。 国防部によると会談では、北朝鮮の核・ミサイルへの対応や韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管問題について協議する。 中国などが反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題について、国防部関係者は「現在のところ(会談の)議題に含まれていない」と説明。米当局者も聯合ニュースに対し、「内部協議の結果、カーター長官の訪韓中にTHAAD問題を議論しないことが決まった」と明らかにしている。 韓米当局が共にTHAAD問題を取り上げないとの立場を示したのは、カーター氏の訪韓を機に同問題が国内だけでなく周辺国まで不必要に刺激する可能性があるとの判断によるものとみられる。 ただ、一部では北朝鮮の核・ミサイルの脅威への対応を協議する過程で、THAAD問題が非公式に取り上げられるのではないかとの観測もある。 ikasumi@yna.co.kr