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ロシアで南北首脳の接触あるか 韓国高官は否定的
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の高官は2日、ロシア・モスクワで来月開催される対ドイツ戦勝70周年記念式典で朴槿恵(パク・クネ)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が会う可能性に対し、否定的な見方を示した。 同高官は記者団に対し、政府は南北首脳会談について、実質的な対話につながる必要があるとの姿勢を示してきたとし、「今、北の金正恩(第1書記)と会ったとして、果たして実質的な対話が可能だろうか」と問い返した。 その上で「会うことそのものに意味があるという人もいるが、少し会うことにどんな意味があるのかを考え、さまざまなことを踏まえて(朴大統領が式典に出席するかどうかを)決める」と強調した。 ロシアは金第1書記の式典出席について、北朝鮮から前向きな返事を受け取ったと明らかにしている。朴大統領はロシアの招待に応じるかどうかをまだ決定していない。 同高官は一方、北朝鮮当局がスパイとして拘束している韓国人の解放に向け、米国のように特使を派遣すべきではとの指摘に対し、「南北は特殊な関係のため、米国のようなアプローチをそのまま取り入れるのは難しい」と答えた。解放を目指して外交ルートを活用するなどさまざまな努力をしているとしながらも、「限界があるのは事実だ」と伝えた。 併せて、対話や人道支援を基に南北の信頼構築を目指す朴槿恵政権の「朝鮮半島信頼プロセス」を発展させていくと述べ、北朝鮮の変化を引き出すために絶えず努力していく姿勢を示した。 stomo@yna.co.kr