【ソウル聯合ニュース】韓国軍制服組トップの崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀本部議長と米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は27日、ソウルで会談した。デンプシー氏は会談後、韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官を表敬し、会談で北朝鮮の核・ミサイル脅威に備えた「統合対空・ミサイル防衛体系」(IAMD)について議論したことを明らかにした。 IAMDは航空機とミサイルに同時対応できるシステムで、ミサイル防衛(MD)より包括的とされる。 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題に注目が集まったが、会談に同席した合同参謀本部の関係者は「THAADを含め、政策的な検討が必要な課題に関する議論はなかった」と説明。「ただ、デンプシー議長が北の核とミサイル脅威に対する防衛の必要性に言及し、崔議長も共感を示した」と述べた。 双方は会談後に共同報道文を発表し、韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管に向けた準備や韓米合同防衛態勢の強化策などについて意見を交換したと説明。「62年の歴史を持つ韓米同盟が北東アジア地域の平和と安定の中核であることを再確認した」と強調した。 一方、デンプシー氏は26日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領から「保国勲章」で最高位となる「統一章」を授与された。保国勲章は国の安全保障分野の貢献者に贈られる。 kimchiboxs@yna.co.kr
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