韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、青年芸術家らに海外進出に関心を持ってほしいと訴えた。(提供:news1)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、青年芸術家らに海外進出に関心を持ってほしいと訴えた。(提供:news1)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、青年芸術家らに海外進出に関心を持ってほしいと訴えた。

 朴大統領は25日午後、今月の「文化のある日」を迎え、小劇場が並ぶ大学路(テハンノ)にある「芸術家の家」で開かれたトークコンサート「夢回SHOW:青年芸術家、夢のチャンネルを回せ」に出席し、「国内だけを考えるのではなく、海外にも進出できるという朝鮮意識を多く持ってもらえたらうれしい」とし、「なぜなら、現実的に可能なことであるから」と激励した。

 さらに「海外巡訪すると、韓流などをきっかけにそれぞれの国で韓国の文化や芸術に対する需要が非常に多いと感じる」とし、「特に中東では宗教的に厳しい国であるため、エンターテインメントは控えめであったが、若い世代を中心にK-POPなどが広がっている」と述べた。朴大統領は今月1~9日にクウェートなど中東4カ国を巡訪してきた。

 続けて「皆さんもそんな夢を見ることができる。海外進出のための様々な便宜や情報を政府から積極的に提供しようと思うので、ぜひ挑戦して欲しい」と述べた。

 また「文化は世界と疎通することができる、一番素晴らしい手段であり、韓国国民の文化的力量は相当高い。韓国の若者も世界に羽ばたける能力が十分にある。政府が積極的に後押ししようと思っている」と政府のサポートをアピールした。

 さらに「文化体育観光部を中心に様々な部署が協力すれば、海外の韓国文化院を通じてでも多くの活動が可能である」と言及した。

 これと共に朴大統領は「若い芸術家は、普通の青年よりも就職に対する悩みや心配が覆いだろう。『芸術家は腹ペコではなければならない』という認識から抜け出さなければならない。『システム支援を通じて芸術家が力量を十分に発揮できる機会を作らなければならないのではないか』と悩んでいる」と明かした。

 そして「文化体育観光部と青年委員会が情報を共有できるプログラムを推進している」とし、「コンテンツ開発や企画参与など多様な可能性を芸術家に知らせるシステムによって発展させていこうと思う」と紹介した。

 また、政府が推進中の文化創造融合ベルトの構築に関しても「芸術家の皆さんが希望を持ってたくさん活用してもらえたらうれしい」と訴えた。

 同時に「著作権や契約書作成、事務会計などに関しても芸術家に『歩み寄るコンサルティング』を文化体育観光部で準備している。協業に従事する芸術家の先輩方は標準契約書がより多くの分野に拡散されるよう努力して欲しい」と注文した。

 朴大統領は「文化隆盛」が政府の4大国政基礎の1つに入れ「若い芸術家と共に文化隆盛を通じて文化強国となるよう努力できたらと思う」と明かした。

 大統領直属の文化隆盛委員会と青年委員会が共に準備したこの日のイベントでは、文化芸術分野を専攻の大学生と卒業生ら参加者は、進路及び就業問題などの悩みについて先輩芸術家らと対話する時間を持った。

 またイベントでは、青年芸術チームによる楽器演奏や演劇、舞踊などが披露された。

 朴大統領はイベント中に事務室などの室内でできるストレッチ動作についての映像を見ながら、司会者の案内で一部の動作を一緒に試すなどした。

 この日のイベントには、文化体育観光部のキム・ジョンドク長官、キム・ドンホ文化隆盛委員長、シン・ヨンハン青年委員長と、文化芸術専攻の大学生と関連機関の関係者ら80名ほどが出席した。


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