【ソウル聯合ニュース】米国のカーター国防長官が来月初旬、就任後初めて韓国を訪問することが25日、分かった。韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官と会談する予定で、中国が反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題について議論するか注目される。韓国の政府筋が伝えた。 先月就任したカーター氏は上院公聴会で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)で米本土を攻撃する恐れがあるとして、本土の防衛に必要なミサイル防衛(MD)システムを大幅に強化する考えを示した。韓国訪問中、韓国と米国、中国の3カ国の大きな安保課題に浮上したTHAAD問題について韓国側と協議する可能性がある。 韓氏との会談では韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管問題をはじめ、北朝鮮の核・ミサイルへの対応など、両国の国防懸案について議論する。 韓国国防部によると、両氏は会談を控え、25日に電話会談を行い、同盟関係発展の方向性などに関して意見を交換した。 一方、米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長も今月26~28日に韓国を訪れる。27日に韓国軍制服組トップの崔潤喜(チェ・ユンヒ)合同参謀本部議長と会談する予定で、同会談でもTHAAD配備問題について議論するかに注目が集っている。 kimchiboxs@yna.co.kr
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