FTA韓国代表「米国が繊維開放修正案を明日提示」

韓米自由貿易協定（FTA）交渉の金宗フン（キム・ジョンフン）韓国側首席代表は交渉2日目の7日に記者会見を開き、米国側が繊維分野の開放案を改善する意向を表明したと明らかにした。開放案の修正案はあすにも示される見通し。

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　米国は自国の繊維市場を一般商品と同様、「即時」「3年」「5年」「10年」「その他（センシティブ品目、関税撤廃猶予）」の5段階で開放する方針。韓国側は「即時」「3年」「5年」の3段階で早期に開放する考えだ。しかし、韓国側が農業分野を5段階で開放する開放案に米国が不満を示し、韓国への輸出規模は大きいものの国内生産に及ぼす影響は少ない品目を中心に開放案を見直すことについて意見交換が行われたという。

　一方、サービス分野交渉で米国は、ケーブルと衛星テレビ事業に対する外国人株主の取得率拡大を要求したが、地上波放送については関心を示さなかったという。金融分野では、両国は保険仲介業の国を超えた取引と関連し、米国の保険会社が作ったすべての保険商品を韓国で仲介・販売させないことにした。　

　貿易救済措置分野は、反ダンピングなど貿易規制に対する制度の見直しを韓国が求めたことに対し、米国は「交渉対象にならない」とする従来の姿勢を崩し、韓国側の要求を受け入れる前向きな反応を示しているという。通関分野で両国は電子方式の原産地証明を互いに認め、貿易の技術的障壁（TBT）分野では商品や機器などに対する政府管轄品質検証の相互認証に対してもある程度有用性を認める方向で意見調整している。またFTA交渉文書を韓国語と英語で作成し、相互効力を認めることについて議論していると説明した。


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