天安沈没事件5周忌の対北非難ビラ散布を警戒…韓国政府「団体との接触も考慮」

韓国政府が、天安沈没事件（2010年3月に発生）5周忌に合わせて、対北非難ビラ散布を予定している民間団体との対面接触に関する意思を16日、公式的に明かした。

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　イム・ビョンチョル統一部報道官はこの日、定例ブリーフィングで「必要な場合、該当団体の関係者らと統一部関係者が対面するだろう」とし、「懸命な判断を促す予定」と語った。

　一方でイム報道官は「該当団体へ公文発送の計画はないと認識している」と付け加えた。

　これを前に、自由北朝鮮運動連合など5団体は、来る26日の天安沈没事件5周忌に合わせ、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の風刺映画「The Interview」のDVDが含まれた対北非難ビラを北朝鮮に向けて散布する計画を明かしていた。

　団体代表は「計画の実行は、今月26日頃になるだろう」とし、計画が進められていることを示唆。また、｢対北非難ビラ約50万枚と『The Interview』を編集したDVDと映像が保存されたUSB約5000個を散布する」と明かした。

　なお、昨年10月25日、大規模な対北非難ビラ散布が行われた際、警察は大規模な人力を投入したが、直接的な制止処置はとらなかった。

　これと関連し、イム報道官は去る11日の国会で「（団体の行動を）管理する予定」との意思を明かしていた。