【バルセロナ聯合ニュース】韓国と中国、日本の大手移動通信社3社が、第5世代移動通信システム(5G)がアジア主導で行われるよう協力していくことで合意した。 韓国大手移動通信のKTは1日、スペイン・バルセロナでアジア最大規模の通信事業者戦略協議体「SCFA」(Strategic Cooperation Framework Agreement)の会議に出席し、中国の中国移動(チャイナ・モバイル)、日本のNTTドコモと5Gをめぐる技術協力策を盛り込んだ共同宣言を発表した。 同会議は、2日に世界最大級の携帯情報端末見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が開幕するのに合わせKTの提案で開かれた。 3社の最高経営責任者(CEO)が署名した共同宣言文には▼アジア市場に特化した5Gビジョンとロードマップなどの情報共有▼5G主要技術およびシステムの共同検証▼グローバル5G標準をリードするためグローバル機構と協力▼5G新規サービスと市場開拓のための持続的な協業進行――などで努力していくとの内容が盛り込まれた。 また、KTは今回の会議で北東アジア中心の5Gグローバル主導権確保を目指し、SCFA内に5G推進組織を置くことを提案。チャイナ・モバイルとNTTドコモはSCFAの技術ワーキンググループ(実務者グループ)内にタスクフォース(特別チーム)を置く意向を示した。 SCFAは2011年に3カ国を代表する移動通信社間の事業協力を目的に設立された。 KTはSCFAでの協業を通じ韓国の移動通信社では唯一、3カ国で「LTE(高速無線通信)ローミング」や「WiFi(ワイファイ)自動ローミング」サービスを提供している。 sjp@yna.co.kr
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