【光州聯合ニュース】日本政府が第2次世界大戦中に三菱重工業の軍需工場で働いた元朝鮮女子勤労挺身隊の韓国人女性3人の銀行口座に1人当たり199円を支払っていたことが明らかになった。韓国の市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」が24日発表した。 1944年当時、日本で強制労働させられたキム・ジェリムさん、ヤン・ヨンスさん、シム・ソンエさんと故オ・ギルエさんの遺族の4人は昨年11月、日本政府を相手に厚生年金脱退手当金の支払いを求めた。 日本政府はキムさん、ヤンさん、シムさんの3人については一定期間厚生年金への加入が認められるとして1人当たり199円を支払ったものの、オさんの遺族に対しては、オさんが加入期間の6カ月を満たしていないとして支払わなかった。 同団体関係者は、以前訴訟を起こした女性に対しては99円を支払い、今回支払いを求めた4人のうち3人に199円を支払ったのは、日本政府に明確な基準がないことを示していると指摘し、強く非難した。 また同団体は、訴訟を起こした女性は10代の時に強制連行され、約2年近く強制労働させられ、現在も苦しんでいると説明。三菱重工業や日本政府に対し謝罪を求めた。
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