韓国政府、公使を呼び「竹島の日」式典を再び抗議

韓国政府は23日、韓国駐在の日本外交官を呼び、日本政府が前日（22日）に「竹島の日」式典を行い、高官を出席させたことに対して再度、強く抗議した。

　イ・サンドク外交部北東アジア局長はこの日午前10時頃、金杉憲治 駐韓日本大使館の総括公使を外交部庁舎へ呼んだ。イ局長は、日本が島根県で開かれた「竹島の日」式典へ政府代表として次官級である松本洋平内閣府政務官を派遣したことについて抗議したことが伝えられた。

　日本側が、次官級以上の政府高官を「竹島の日」式典に参加させたのは、2010年以降、3度目となる。

　これを前に韓国外交部は去る22日、声明を通して「日本政府がきょう、地方政府の独島（日本名:竹島）挑発行為に再び、政府高官を参加させたことは非常に嘆かわしいこと」と抗議。「このような行為は、歴史を否定するだけでなく、国交正常化50周年を迎え、新たな関係を切り拓いていこうとする日本政府の真正性に疑問をもたせる歴史退行的な行為」と批判していた。