朝鮮労働党の機関誌「労働新聞」は、「太陽民族の尊厳とともに輝く民族伝統」というタイトルの記事で「どんなに悠久な歴史と優秀な民族伝統を持ってしても、それが自ずと続くものではない」と主張した。
労働新聞は日本統治時代などにも言及し「長い受難な歴史の風雲の中に貴重な遺跡・遺物などが散らばって埋められ、我々固有の血統が否定・歪曲された」とし、これを復旧させたのが金日成主席だと宣伝した。
また、金正日総書記もこれを継承したとし、「朝鮮の民族伝統には偉大な将軍様が捧げた心血の世界が宿っている」と強弁したりもした。
さらに金正恩第一書記の「我々人民の優秀な民族伝統を積極的に生かしていかなければならない」という発言を紹介し、「我々人民の民族伝統は新しいチュチェ(主体)100年代の荘厳な進軍の道で燦爛と花を咲かせている」と述べた。
しかし北朝鮮は、2005年に旧正月を復活させ、連休に指定するなど民族的祝祭日に対して「冷遇」してきた歴史があり、このような態度の変化が目立っている。
金日成主席は、北朝鮮の宣伝と正反対に民族的祝祭日に対して「封建時代の遺物だ」と批判し、1967年のチュソク(陰暦8月15日…墓参などの行事をする祝日)を祝祭日から除外したりもした。
北朝鮮は、陰暦の正月やチュソクなど民族的祝祭日を復活させた後も、これを「最高指導者の恩恵」などとして、民族的祝祭日が金(キム)一家の恩恵として維持されているかのように宣伝している。
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