韓国・統一部去る柳氏 「南北関係を改善できず、心残り」

韓国・統一部長官の交代発表で離任を控えた柳吉在（リュ・ギルジェ）統一部長官は17日、「南北関係を改善していこうという深い信念でスタートしたのだが、これを成し得ることができず、非常に残念に思う」と明かした。

　柳長官はこの日午後、自身のFacebookに「心残りもあるが、気が楽になったというのも大きい」とした。また「歴史問題がある南北関係を簡単に解くことができるというのは違う、との事実を悟った」とし、「これまで声援を送ってくださった多くの方々に感謝申し上げる」と語った。

　続いて「2年前のきょう、長官に内定した。これも妙な運命」とした柳長官は、「これからも我々政府の対北政策を支持し、南北関係が発展するように力になってほしい」と呼びかけた。

　学者出身の柳長官は、新任の洪容杓（ホン・ヨンピョ）統一部長官が公式就任した後、休息期間をもち、その後は学校へ復帰する計画だ。