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対馬で死亡した韓国人男性の遺族 釜山警察に捜査要請
【釜山聯合ニュース】長崎県対馬市にある海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で50代の韓国人男性の遺体が見つかったことについて、男性の兄は9日、釜山警察庁に捜査を依頼したことを明らかにした。 男性の兄は「他殺と疑われる状況証拠が十分あるにもかかわらず、日本の警察の捜査が遅々として進まない」と話した。 男性は韓国からの2泊3日の団体ツアーで昨年12月26日に対馬を訪れた。同日夜にツアー客らと酒を飲んだあと、行方が分からなくなり、27日に捜索願が出された。30日午前に分庁舎内で、遺体で発見された。 日本の警察は解剖の結果、倒れた際の頭部への外傷が死因であると説明した。 一方、遺族は「自衛隊施設は一人で入ることができない構造」と指摘。また、コートが海に落ちたとする見解にも疑問を呈した。 また男性の兄は「衣服を身につけていない状態で布団をかけていたというのは理解できず、頭と耳にできた傷、肋骨(ろっこつ)の骨折の状態など、けがをした状況を総合的に考慮すると、集団暴行され死亡した可能性が高い」と主張した。 さらに「色々な状況からみて、外部で殴打された後、自衛隊施設に運ばれたと推定することができる」と指摘し、徹底した捜査を求めた。 釜山警察庁関係者は「遺族が正式に捜査を依頼したため、外交ルートを通じて日本の警察に捜査協力を要請する」と説明した。 yugiri@yna.co.kr