Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
国産軽攻撃機FA50のペルー輸出を推進=韓国軍
【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局が韓国製の軽攻撃機FA50のペルー輸出を推進していることが3日、軍消息筋の話で分かった。 同筋は「(総額)10億ドル(約1173億円)規模でFA50、24機のペルーへの輸出を打診した」と明らかにした。 軽攻撃機購入事業参加に向け、今月中にペルー側に入札提案書を提出する計画だという。 同筋によると、輸出規模は軽攻撃機とパイロットの訓練を合わせると10億ドル、軍需支援まで含めると約20億ドルに達する。 今年下半期に機種選定が予定されており、韓国のほかにロシアのYAK130、イタリアのM346、中国のL15も入札に名乗りを挙げるとみられる。 FA50を製造する韓国航空宇宙産業(KAI)は、2012年11月にペルー空軍練習機交換事業を受注。初等練習機KT1、20機を2億ドルで供給する契約を結んだ。 そのため、今回の軽攻撃機購入事業でも韓国のFA50が有利だとの見方が出ている。 同事業の競合機種は高等練習機を改造したもので、その基盤になる高等練習機のうち一部は供給規模が約400機に達する米国の高等練習機TX導入事業でも競合する可能性がある。米政府は17年までに次期高等練習機の機種を選定する予定だ。 FA50は、現在韓国軍が運用中の戦闘機F5E/Fに代わる韓国製高等練習機T50を基に開発された。 最高速度はマッハ1.5で、空対空、空対地ミサイルや一般爆弾、機関砲など基本的な兵器のほか、統合直接攻撃弾(JDAM)などの精密誘導兵器を最大4.5トン搭載できる。 T50系列の海外輸出例は11年のインドネシア(16機)、13年のイラク(24機)、昨年のフィリピン(12機)の3件がある。 sjp@yna.co.kr