詩人・尹東柱の遺品巡回展　日本で来月５～２５日

【ソウル聯合ニュース】詩人・尹東柱（ユン・ドンジュ、１９１７～１９４５年）が亡くなってから７０年になるのに合わせ、遺稿や遺品の巡回展示会「尹東柱没後７０年　福岡・京都・東京」が来月５～２５日に日本で開催される。　尹の肉筆原稿が日本で一般公開されるのは今回が初めて。尹は立教大（東京）と同志社大（京都）で学んだ。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法容疑で逮捕され、福岡刑務所で獄死した。　展示会は尹にゆかりのある３カ所を回り、５１点が展示される。５～９日が福岡市の九州大西新プラザ、１３～１７日（１６日除く）が京都市のハリス理化学館同志社ギャラリー、２１～２５日が立教大池袋キャンパスの立教学院展示館（旧図書館２階）。いずれも入場無料。　展示品は展示会準備委員会が資料を所蔵している韓国・延世大から借り受けた。すべて複写本だが、よれた部分まで精巧に再現されているという。　巡回展期間中には、韓国の著名詩人、高銀（コ・ウン）氏や尹のおいで成均館大教授の尹仁石（ユン・インソク）氏の講演なども行われる。 sjp@yna.co.kr