金第1書記妹の結婚相手は北朝鮮ナンバー2の息子か？

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の妹である与正（ヨジョン）氏が、北朝鮮ナンバー2の崔竜海（チェ・リョンヘ）党秘書の息子と結婚したと伝えられている。

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　韓国メディアでの報道によると、中国の消息筋が「金第1書記の妹である朝鮮労働党副部長の金与正氏が昨年、チェ秘書の息子と結婚したようだ」と明らかにした。

　チェ秘書は2男1女をもうけたとされている。長男は30代後半のチェ・ジュン、次男は30代前半のチェ・ソンで、与正氏と結婚したのは次男のほうだと伝えられた。与正氏の夫であるチェ・ソン氏の職業などについては確認されていない。

　北朝鮮では1990年代から、女性が結婚する時に新郎側から指輪をもらい、結婚を意味する左手薬指に結婚指輪をはめることが一般的となった。

　これにより一説では、与正氏がチェ秘書の息子と結婚し、朝鮮労働党の副部長という公式職を付与され、政治的な存在感を広げているとも言われている。

　保守的で儒教的伝統を持つ北朝鮮社会の雰囲気上、結婚を通じて未婚女性が活動することに対する負担を拭ったという指摘も出ている。

　チェ秘書は息子を金第1書記の唯一の妹と結婚させ、ロイヤルファミリーの一員となって足場を固め、今後も北朝鮮の国政で核心的役ありを担うと見られる。

　昨年4月に軍総政治局長から退き、しばし序列から外れたチェ秘書が、同年10月に労働党政治局常務委員となり、ナンバー2に復帰したのも、ロイヤルファミリーと姻戚関係を結んだことが影響しているのではないかという見方も出てきている。