韓国文化コンテンツ振興院は30日、漫画本の消費実態を調査したところ、2005年に漫画本を読んだことがある人は調査対象の98.1%に達したが、漫画本を買ったことがある人は19.4%にとどまったと明らかにした。調査は2005年12月から2006年6月まで、ソウルや釜山など全国5都市で7歳から49歳までの男女1500人を対象に面接方式で実施された。

 漫画本を購入しない理由は「価格が高い」が48%で最も多く、次いで「借りて読むのがいい」が17.9%、「漫画を読まない」が13.1%の順だった。ただ、今後も購入する考えはないとした人は16.9%にとどまった。

 貸本屋などを利用し漫画本に接したことのある人は59.3%、インターネットで漫画を見たとの回答も37.0%あった。インターネットで見た人のうち、有料サービスの利用割合は10.6%だった。

 コンテンツ振興院は調査の結果について、「貸本屋の乱立やインターネットでの違法流通などで漫画出版市場が危機に面しているという業界の主張を裏付けるもの」とコメントしている。

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