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朴大統領が海洋水産部長官の辞表受理へ 内閣改造実施か
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日の閣議で、旅客船セウォル号沈没事故の対応に一区切りついて以降、繰り返し辞意を表明してきた李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官の辞表を受理する意向を明らかにした。 これにより、任期5年の分岐点となる政権3年目の2015年を迎えるにあたり、朴大統領が内閣改造や青瓦台(大統領府)再編などの人事刷新を断行する可能性が急浮上している。刷新を経て、沈没事故や朴大統領の元側近が政府人事に介入したとする青瓦台内部文書の流出問題などで失った国政推進力を取り戻し、経済再生にまい進したい考えとみられる。 朴大統領は今年6月、経済副首相や閣僚を交代し、現在の第2次内閣を発足させた。 朴大統領は同日の閣議で「きょうの閣議を最後に李柱栄長官が辞任することになった」と述べ、ほかの閣僚に対しても「人事を尽くして天命を待つ」という姿勢で努力してほしいと伝えた。 一見すると、李長官の辞意を受け入れ、ほかの閣僚の発奮を促した発言のように思えるが、同氏の辞任を機に、政界周辺で強まっている人事刷新要求を受け入れる考えを固めたのではないかとの見方が出ている。 実際に、青瓦台の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は18日の会見で、政界などの刷新要求に対し「青瓦台が耳をふさいでいるわけではない。皆が提示するさまざまな刷新案、貴重な意見に留意している」と述べた。内閣改造を含めた人事刷新が必要だとする世論に注目していることを強調した発言と受け止められる。 内閣改造が実施される場合、来年初めの可能性が高いとみられている。与党側は、人事刷新により労働市場や金融業界の改革、公務員年金改革、南北統一への準備といった難しい課題を力強く推進し、目に見える成果を出すための足がかりを築けるものと期待を寄せている。 stomo@yna.co.kr