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原発の情報流出事件 韓国が米国に捜査協力要請
【ソウル聯合ニュース】韓国の原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)から原発の図面や関連機器の系統図などの文書が相次いでインターネット上に流出した事件で、個人情報犯罪政府合同捜査団は22日、同事件の容疑者と思われる人物の短文投稿サイト「ツイッター」のアカウントが米国で登録されたとして米捜査当局に捜査協力を要請した。 このツイッター利用者は、21日午前1時半ごろ、ツイッターに韓水原を愚弄(ぐろう)する書き込みを掲載するとともに原発関連資料を含む四つのデータファイルを公開した。公開されたのは原発2基の内部文書と原発使用プログラムに関するマニュアルのほか、空調や冷却機器、バルブの図面など。また文末に「ハワイより」などと記し、韓国ではなく米国にいることを示唆した。 この人物が原発の内部資料を外部に公開したのは、15日以降、今回のツイッターでの投稿を含め計4回。15日には韓国インターネットサービス大手NAVER(ネイバー)のウェブサイトに開設したブログで自己紹介をし、原発の内部資料を公開した。 合同捜査団はブログを公開する際に使用したIDが韓国の大邱で盗まれたものであることを確認し、前日捜査官を現場に派遣したが、検挙には至らなかった。 合同捜査団はこの人物がネイバーなどのサイトを使用した際の、インターネット上の住所に当たるIPアドレスを追跡中だ。該当のIPアドレスが所在地を割り出すことを難しくするための偽装である可能性もあるとみている。 また合同捜査団は流出した文書を取り扱ったことのある韓水原関係者などからコンピューターの任意提出を受け、文書が作成された時期や管理状況、インターネットを利用した外部送信について調査している。さらに文書の流出が北朝鮮と関連があるのかについても確認作業を進めている。 yugiri@yna.co.kr