IBMのパソコン部門を買収した中国のレノボグループが、法定管理(会社更生法に相当)の適用を受けているトライジェムコンピュータ(三宝コンピュータ)の買収を検討していることがわかった。韓国レノボ関係者は30日、トライジェムの管財人を務める水原地方裁判所に買収意向書を提出し、本社と韓国法人が共同で買収を検討していると明らかにした。買収によりトライジェムの流通網とアフターサービス網を活用し、韓国での足場を強化するのが狙いとみられる。

 ただ同社関係者は、「入札に参加するかどうかは今後決める」とし、具体的な計画については言及を避けた。地裁が資産査定を通じて示したトライジェムの買収価格は2000億~2500億ウォン程度。買収戦にはレノボのほか、日系パソコンメーカーと私募ファンド会社、国内のハードディスクメーカーなど7社が関心を示している。

 水原地裁と売却主幹事の三ジョンKPMGは来月27日に入札を行い、2日後に優先買収交渉対象者を確定する予定だ。

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