歌手WAX(写真)やイ・ギチャンらと結んだ音源契約などを私的に利用し、利益を得ていた音盤制作会社代表に罰金刑が下された。(提供:OSEN)
歌手WAX(写真)やイ・ギチャンらと結んだ音源契約などを私的に利用し、利益を得ていた音盤制作会社代表に罰金刑が下された。(提供:OSEN)
歌手と結んだ音源契約などを私的に利用し、利益を得ていた音盤制作会社代表に罰金刑が下された。

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 ソウル中央地検は、音盤制作会社が歌手と結んだ音源流通契約などを自身が持つ他の会社で数億ウォン(およそ数千万円)の利益を得て、会社に損害を与えた容疑(業務上背任)で起訴されたBエンタテインメントの元代表ワン氏(47)に罰金500万ウォン(約54万円)を言い渡したと、13日明らかにした。

 裁判所は、業務上背任未遂容疑だけを認め、「ワン氏はBエンタテインメントの権利を保有する歌手にMエンタテインメントから音源を供給するようにして、財産上の利益を取り、Bエンタテインメントに損害を与える目的で各契約を締結した。これはワン氏の業務上背任の犯意が表れたことにより、業務上背任を実行したのと同じだ」と判断した。

 続けて「ワン氏はMエンタテインメントを経営する過程でBエンタテインメントとの取引で損害を受け、これを挽回するために犯行に及んだとみている。一部の背任が未遂に終わった点なども考慮した」と説明した。

 裁判所はまた、ワン氏が代表取締役だったBエンタテインメントは歌手のWAX、イ・ギチャンらと専属契約を結び、契約期間満了まで最少発売条件を満たせなかったことは、背任罪に該当しないと判断した。

 Bエンタテインメント代表として在職中だったワン氏は、2010年に別途設立し経営していたMエンタテインメントに、Bエンタテインメント所属歌手の契約を移し、6億6000万ウォン(約7800万円)相当の損害を負わせた容疑で起訴された。

 しかし2社を実質的に支配していたワン氏は、雇用契約関係であるBエンタテインメントより自身が直接収益を得られるMエンタテインメントの収益を上げるため、歌手たちを説得してMエンタテインメントからアルバムを発売するようにした。

 ワン氏はMエンタテインメントを通じて歌手と音盤及びコンテンツ流通契約を結び、歌手たちのデジタルシングル音盤を制作するようにした。

 さらにLエンタテインメントが独占流通・販売できるように契約をして売上保証金名目で数億ウォンを受け取った。

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