「FTISLAND」が11月24日、横浜アリーナでホールツアー「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」のファイナルを迎えた。
韓国出身のバンドグループ「FTISLAND」が11月24日、横浜アリーナでホールツアー「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」のファイナルを迎えた。今回のツアーは、10月15日リリースされた14thシングル「To The Light」を引っ提げての公演となり、10月16日のTokyo Dome Cityを皮切りに、札幌、大阪、名古屋でライブツアーを行った。
これまでの「FTISLAND」とは違った雰囲気でスタートした今回の「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」だが、ホンギの「Oh right 横浜!みんな叫べー!」という掛け声とともに「BE FREE」のイントロが流れ始め、“夏”のステージがスタートすると、会場のファンのボルテージは一気に急上昇!「Time To」から「To The Light」のカップリング曲「Tornado」を熱唱、左右に伸びたサイドステージ端まで縦横無尽にステージを走り回りながら、“これがFTISLAND”だといわんばかりのパワフルな演奏を見せつける。
熱唱後、上がる息を抑えながら会場を見渡し、「横浜アリーナのステージは3年ぶりなんですけど、ずっと変わらずに応援してくれてありがとうございます。今回のテーマは“To The Light”で、光に向かうという意味を持たせたんですが、その光を“季節”で表現したんです。なので今回のツアーのセットリストは“季節”に合わせて作りました」とホンギがコメント。
続く秋のステージでは「アリガト」やジョンフンのピアノ弾き語りからスタートする「いつか」などのバラード曲を哀愁たっぷりに歌いあげ、韓国語曲の「狂おしいほど」では、ファンにマイクを向けると、韓国語楽曲であるにも関わらず、完璧なまでの掛け合いと大合唱が沸き起こり、そこに満足げな笑顔を浮かべたホンギ。「ここまでで秋が終わってしまったのですが…。さっき“To The Light”の意味を説明したんですが、もうひとつの意味があって。太陽の意味もあるんですが、いつも太陽は変わらずに僕らを照らしてくれてますよね。そんなふうに僕たちFTISLANDも変わらずにずっとここにいたいって。だから会場の照明もずっとかわらずに同じ場所にあるんです」と真剣な表情でコメント。
しかし、ここでそのまま冬へと移り変わってしまっては「FTISLAND」らしくない。予想がつかないところもまた、彼らの魅力の一つだ。「このまま冬に行っちゃうと、飽きちゃうでしょ?だからみんなが好きな夏にもう一回戻ろう!」という掛け声とともに再び“夏”を迎え、「Precious one」や「Let it go!」「未体験Future」で再び会場を熱くする。
最新曲の「To The Light」では、楽曲の盛り上がりに合わせて照明が客席を照らし出すのだが、実はこの演出はツアー初日にホンギが提案したもの。客席にまっすぐ差し込む一筋の光は、「FTISLAND」にとっての光がファンであることを示したかったのだろう。今ツアーの最大のメイン楽曲を熱唱し、ラストの部分に流れる静かな秒針の音が、一幕の終わりを告げる。
ラストは冬をテーマとした「YUKI」や「Winter’s Night」を披露し、ファンに少し早い“先クリスマス”をプレゼント。「みんなが変わらずにここにいてくれるから、本当に幸せです。みんな今回のツアー、お疲れ様でした!」と、ホンギが締めのコメントを述べ、「FTISLAND AUTUMN TOUR 2014」は、大盛況のうちに幕を閉じた。
単独ステージは今年最後となったが、ライブ中にもホンギが触れていたように、12月20日に幕張メッセ、12月27日には大阪城ホールで、CNBLUEやAOAなど、同所属事務所のアーティストたちが集結するファミリーコンサート「2014 FNC KINGDOM IN JAPAN -STARLIGHT-」で、今年最後の日本ステージに立つ。
今年の「FNC KINGDOM」は前年度に実現されなかった“スペシャルコラボステージ”が最大の見どころとなる。FNC所属アーティスト4組の夢のデュエットに加え、「CNBLUE」のヨンファに「FTISLAND」のジョンフン率いるKINGDOM BAND1号、「CNBLUE」のジョンヒョンと「FTISLAND」のジェジン率いるKINGDOM BAND 2号がKINGDOMステージを出撃、「FTISLAND」や「CNBLUE」、さらには「AOA」や「N.Flying」のメンバーたちが完全シャッフルユニットとして登場し、これまでのどのステージでも見ることのできなかった夢のコラボレーションを実現。
驚きの内容はこれだけではない。先日韓国でカムバックを果たした「AOA」が最新曲の「サプン サプン(Like a Cat)」を日本初披露!またリクエストも多数寄せられている、ドラマ『百年の花嫁』で大きな話題を集めた挿入歌「まだ言えない言葉」をホンギが歌唱予定など、ファン熱望のステージパフォーマンスも多数準備中だ。
さらに今回の「2014 FNC KINGDOM IN JAPAN -STARLIGHT-」の初の試みとして“KINGDOM STARLIGHT BAND”を使った、ファンとアーティストがひとつになれるスペシャル演出を企画。“KINGDOM STARLIGHT BAND”は参加者全員に配布され、腕に付けた“KINGDOM STARLIGHT BAND”が、アーティストのステージやパフォーマンスに合わせてそれぞれに変化、ひとつひとつの光がまるで“星”のように会場を彩り、ファンとアーティストを“KINGDOM STARLIGHT BAND”ひとつにつなぐ。巨大な“STARLIGHT”の世界に包まれ、会場中の色が一斉に総替わりする様に、大きく感動すること間違いないだろう。公演時間も約3時間半を予定しており、コラボステージに加えてそれぞれのアーティストたちのステージもたっぷりと用意され、次々と繰り広げられる豪華アーティストたちのステージパフォーマンスに、しばし時間を忘れて盛り上がること間違いないだろう。