歌手の故シン・ヘチョルの死に関して医療事故疑惑で捜査中の警察に、国立科学捜査研究院(以下、国科研)から最終解剖結果が伝えられた。(提供:news1)
歌手の故シン・ヘチョルの死に関して医療事故疑惑で捜査中の警察に、国立科学捜査研究院(以下、国科研)から最終解剖結果が伝えられた。(提供:news1)
歌手の故シン・ヘチョルの死に関して医療事故疑惑で捜査中の警察に、国立科学捜査研究院(以下、国科研)から最終解剖結果が伝えられた。

シン・ヘチョル の最新ニュースまとめ

 ソウル・松坡(ソンパ)警察署は21日午前、国科研からシン・ヘチョルの最終解剖結果が伝えられたと明らかにした。3日に解剖を開始して18日が経過している。

 警察は最終結果を公開しない方針だという。今後の捜査があるため、保安上公開できないのだ。

 しかし国科研が警察に送ったA4用紙9枚の(写真を除外)報告書の内容は、3日の解剖直後に発表された1次所見と大きな違いはないと伝えられた。さらにS病院の医療過失を示唆する内容が追加されているという。国科研側は「解剖結果を精密に分析し、意見を述べた鑑定書を伝達した」と明らかにした。

 警察はシン・ヘチョルの腸狭窄手術を行ったソウルのS病院のカン院長と遺族の陳述、国科研の最終鑑定結果などを照らし合わせた後、カン院長を再び召喚して調査する方針だ。 警察関係者は「来週中に召喚する。具体的な日程は決定していない」と述べた。

 シン・ヘチョルの遺族側の弁護を担当しているソ・サンス弁護士は21日午後、20ページにわたる意見書を提出した。意見書には医療過失に関する重要事項が書かれている。

 警察は最終結果について大韓医師協会と医療紛争調停仲裁院にも鑑定を依頼する計画だ。

 大韓医師協会は法医学者などを含む「シン・ヘチョル氏死亡に関する医療鑑定調査委員会」を構成すると明らかにしていた。

 医療紛争調停仲裁院は2012年4月に設立された。医療事故鑑定団と医療紛争調停委員会をおいて、医療事故の経緯と過失の有無、因果関係などを究明しながら調停手続きも運営している機構だ。

 医療紛争調停仲裁院の設立根拠となる「医療事故被害救済及び医療紛争調停などに関する法律」によると、医療事故鑑定団は他の機関で依頼した医療事故に対する鑑定をすることができるという。

 大韓医師協会と医療紛争調停仲裁院による鑑定結果が捜査結果に及ぼす影響は少なくない。警察は二つの機関の鑑定結果が配置される可能性も念頭において捜査を続ける予定だ。


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