大学病院で死亡が確認された64歳男性が、霊安室で冷凍保存される直前に目覚めたという事実が伝えられた。

 20日、釜山(プサン)の沙下(サハ)警察署などによると、18日午後1時45分ごろ、釜山市沙下区の住宅で64歳の男性が倒れているのが発見され、救急への連絡があった。

 救助隊が到着後すぐに昏睡状態の男性を救急車に乗せて心肺蘇生を行い、10分ほどで近くの大学病院に搬送された。

 医師は数十分の間、心肺蘇生を行ったが、脈はなく、心肺停止状態が継続し、死亡の確認をして男性を霊安室に移そうとしていた。

 しかし警察が男性を冷凍保存しようとした瞬間、気配を感じてよく見てみると、驚くことが起こった。

 警察が顔にかぶせていた布を上げると、男性が息をしていたのだ。

 警察はすぐに応急室に移動させ、男性の脈拍と血圧を測ると正常値ではあったが、意識はまだ戻っていないという。

 病院関係者は「この男性は意識のない状態で病院に到着した後、病院でも15分以上の心肺停止状態であったため、医学的には死亡だと確認することは当然のことだ。しかし再び息を吹き返したというのは奇跡的なことであり、病院の過失ではない」と明らかにした。

 警察は男性の死亡を確認したという医師について、過失がなかったか調査する方針だ。



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