ムグンファ5号の打ち上げの様子=22日、大田(聯合)
ムグンファ5号の打ち上げの様子=22日、大田(聯合)
韓国初の軍民共用通信衛星が、打ち上げに成功した。KTは22日、午後12時27分に北緯0度、西経154度の太平洋公海上の発射基地から「ムグンファ5号」を無事打ち上げたと発表した。フランス・トゥールズに位置する地上発射統制所は13時42分に初更新に成功し、その後継続して衛星の状態を監視している。

 ムグンファ5号は地球を公転しながら、3回にわたり軌道上昇を行った後、9日後に停止軌道に入る。その後35日間にわたり衛星中継機の性能テストを行い、48日後には目標軌道としている地球停止軌道の東経113度に安着する。約4か月間は停止軌道上で各種通信テストを行い、2007年からは日本、中国東部、東南アジア地域に衛星を利用したサービスを本格的に提供する。今後15年間、先端通信衛星の役割を担うことになる。

 KTのソ・グァンジュネットワーク部門長は、「ムグンファ5号の打ち上げ成功は、朝鮮半島中心の衛星サービス領域の限界を超えるという大きな意味を持つ」と評価した。今後は新韓流コンテンツを近隣諸国に直接送出するほか、該当地域で活動する国内企業の専用回線、インターネットサービスの提供などに活用する計画だ。

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