韓明淑(ハン・ミョンスク)首相は22日、賭博性成人用ゲーム問題に関連し「事態の拡大は文化観光部の政策判断と初期遮断に失敗した管理ミスという面で、政府の責任が大きい」と指摘した。

 文化観光部の金明坤(キム・ミョンゴン)長官から業務報告を受けた席で述べたもの。文化観光部職員の苦労は理解するが、対処の仕方に失望を禁じえないと強く問責した。また、国民に不安を与えたことに対し内閣責任者のひとりとして申し訳ないと思うと述べた。

 韓首相は、今後すべきことは監査院の監査と検察の調査を通じ、国民の抱いている疑惑を残らず解消することだとの見解を示した。政治家、官僚、一般市民にかかわらず徹底した調査で疑惑を解明し、制度改善と特別取り締まりで事態を完全に解決することが任務だと強調した。賭博産業は民生経済を侵害するものと認識していると述べ、先月は与党・開かれたウリ党と高官協議会を2度開催し、根絶対策を策定し賭博ゲーム拡散を防ぐため最善を尽くしていると説明した。特に法務部には麻薬事犯に準ずる犯罪行為とみなしての特別取り締まりを指示した。これまで約2500人を拘束、警察もゲーム機100万台のうち13万台を回収している。

 韓首相はまた、今週中に関係閣僚や取り締まり当局と点検会議を行う方針を示した。文化観光部に対しては「調査に最善を尽くし事態を徹底解決することで国民の信頼を取り戻してほしい」と求めた。

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