情報通信部は22日、2006年度の情報技術(IT)水準調査の結果、韓国の新成長動力分野の技術レベルが2003年度に比べ大幅に向上し、そのうち特に次世代移動通信、デジタルテレビ放送、テレマティックスなどは米国のレベルの90%以上に達して技術格差は1年未満に狭まったことが分かった。これは、情報通信部が2004年から新成長動力の技術分野に集中投資した結果、ワイブロ(携帯インターネット)や衛星デジタルメディア放送(DMB)など、世界トップレベルの技術を確保したためと分析される。

 知能型ロボットとソフトウエアソリューション分野も2003年に比べ技術水準はアップしたが、先進国との技術格差は2年以上ある。

 日本と比較すると、新成長動力分野で2003年は1.6年後れていたが、2006年には0.6年に短縮された。欧州連合(EU)との格差は2006年に0.7年との結果が出た。2003年はEUで調査を実施していない。一方、中国に対しては韓国が2003年には2.6年進んでいたが、2006年は1.7年に縮まり、中国の技術競争力が成長していることが確認された。

 今回の調査は5月から7月まで実施された。IT分野の産学研の専門家500人が参加し、合計506の技術について、米国と日本、中国、欧州の技術水準を体系的に分析した。情報通信部はこの結果を、技術分野別の新規課題の企画と投資財源配分の基礎資料に役立てる計画だ。

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