海洋警察を暴行する漁船船長(海洋警察提供)=12日、木浦(聯合ニュース)
海洋警察を暴行する漁船船長(海洋警察提供)=12日、木浦(聯合ニュース)
【木浦聯合ニュース】韓国南西部の沖合で不法操業をしていた中国漁船の船長が、取り締まりに当たった韓国海洋警察の発砲により死亡した事故で、韓国の木浦海洋警察は12日、同船の乗組員3人について特殊公務執行妨害および致傷容疑で逮捕状を請求した。 3人は10日午前8時10分ごろ、韓国海洋警察が拿捕(だほ)し、移送中の中国漁船に接近。同船に乗り込み、海洋警察官の首を絞めながらヘルメットを脱がせ暴行した疑いが持たれている。また凶器を振りかざして、警察官を海に突き落とそうとした疑いも出ている。乗組員の暴行によって警察官5人が負傷した。 海洋警察によると、漁船上での暴行の様子は映像に収められており、乗組員の一部は暴行の容疑を認めている。3人以外の16人に対しても調査を行い、容疑が固まれば処罰する方針だという。 海洋警察は事故翌日の11日に南西部の木浦港に移送した漁船を捜索。鉄格子や凶器、衛星利用測位システム(GPS)を利用した魚群探知機などを押収し、分析している。 海洋警察は10日、全羅北道扶安郡の西約144キロの沖合で不法操業をしていた中国漁船(80トン)を発見し、停船命令を出した。取り締まりの過程で船員らが激しく抵抗したため、拳銃(K5)で空砲3発と実弾8発を発射した。同船船長の宋厚模氏は海洋警察の撃った実弾に当たり、呼吸困難などの症状で病院に搬送されたが死亡した。 sarangni@yna.co.kr
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